初めての人が「まずこれだけ」と手に取れる物です。 本によってはフロントエンドと書かれています。
値段も一番高いことが多い物です。 バックエンドと書かれることもあります。 この講座の例なら、60分×3回のコンサルが本命です。
入口と本命が別々に置いてあるだけでは、並べ方とは言いません。 入口を買った人が「次はこれだ」と自然に思える順番になっていることを指します。
入口の商品の役目は、お金を稼ぐことより、本命を試してもらうことです。 なので中身は、本命で約束する結果の最初の一歩にします。
例:本命が「10分で1本出せるようになる」コンサルなら、入口は「自分の投稿を1本、AIで作り直してもらう30分の診断」です。 入口で「本当に短くなった」と感じた人が、本命へ進みます。
入口の買う人と、本命の買う人は同じ1人にします。 入口が「AIの基本」で本命が「投稿が止まらない仕組み」だと、入口を買った人の困りごとと本命がずれます。 No.01で決めた1人の、No.02で決めた困りごとから外れていないか確かめてください。
本には、無料体験を500円の体験に変えたら申し込みが一気に増えた例が出てきます。 無料だと「どうせ売り込まれる」と構える人がいる、というのが理由の1つです。 入口は無料にしなければいけない、とは考えなくて大丈夫です。
選ぶ物が多いと、人は選べなくなります。 本でも、選択肢を減らすか「おすすめ」を書くよう勧めています。 最初の本命は1つで十分です。
値段を3段階用意すると、真ん中が選ばれやすいという話もあります(松竹梅の法則と呼ばれます)。 ただ、商品が1つも売れていないうちに3つ作る必要はありません。 名前だけ知っておけば十分です。
本命は値段が高いので、「自分に合わなかったらどうしよう」という不安が大きくなります。 返金の約束や、入口の代金を本命の代金から引く、のような条件はその不安を小さくします。 本には、返金の約束を付けて見出しで伝えたら販売数が10倍になり、実際の返金の依頼は1件だけだった例があります。
ネットで売る時は、決まった事項を表示する義務もあります。 消費者庁の特定商取引法ガイドでは、通信販売の広告に、値段(送料を含む)、支払いの時期と方法、返品や解約の扱いなどを表示するよう定めています。 返金の約束を付けるなら、その条件をはっきり書いてください。
○ 用語:特定商取引法=通信販売などで、売る側が守ることを決めた法律
○ 関係する単元:値段の根拠はNo.03、断る人はNo.02
ここまでの例を1枚にすると、こうなります。
誰に:教材を1本出したが、紹介の投稿を毎晩考えるのに疲れて、2週間止まっている会社員
何が変わる:仕事の後でも、10分で1本の投稿を出せるようになる
値段と根拠:30,000円(60分×3回)。下限は約20,000円(6時間×3,000円+手数料)、上限は1か月で約37,500円分(浮く25時間×1時間1,500円)、相場は似たコンサル10件(見た日をメモ)
入口 → 本命:30分の投稿診断(入口)→ 60分×3回のコンサル(本命)。診断の代金は本命から引く
断る人:まだ売る商品が無い人/投稿を外注したい人
数字は説明のための仮の物です。 自分の1枚では、自分の時間と、自分で見た相場を入れてください。
1枚が書けたら、次の3つを声に出して答えてみます。
本では、この3つに1分で答えられないなら、考える仕事がまだ終わっていないとしています。 止まった所の行に戻って直します。
入口は本命の最初の一歩を小さく渡す物で、買う人は本命と同じ1人。1枚を書いたら3つの問いに1分で答えられるか確かめる。
問1 本命が「10分で1本の投稿を出せるようになる」コンサルの時、入口の商品として一番合うのはどれか。
問2 まだ1件も売れていない人が、本命の値段を3段階で用意しようとしている。この単元の考え方はどれか。
問3 返金の約束を付けてネットでコンサルを売る。この単元で書いた注意はどれか。
出典:大橋一慶『セールスコピー大全』ぱる出版、2021年(500円体験の例、返金の約束の例、選択肢を減らす話、松竹梅の法則、書く前の3つの問い。要点を手元の要約ノートから自分の言葉でまとめた)/消費者庁 特定商取引法ガイド「通信販売」(広告に表示する事項、2026-11-07確認)